娘とご近所さん
こんばんは。
今日もおつかれさまでした。
朝はここ2日ほど暖かかったのに、今日はぐっと冷え込んでいます。
いつも近所の方たちが、私や娘を見かけると声をかけてくださいます。
「おはよう~!今日はひやいなぁ~!!」
「いってらっしゃい~!」「おかえり~!」
「今日は保育園楽しかったか?」
東京で子育てしている時は、なかなかそういう機会に恵まれませんでした。
移住してきたときは、声をかけてもらって嬉しいものの、東京とはがらっと変わったこの日常のやりとりに、少し緊張していました。
最初の頃、近所の方たちの声かけに、まったく反応しない娘を見て、
逆にこっちが気をつかうなんてこともありました。
私自身がそういう日常に、だいぶ慣れてきました。
つい、先日のことです。
近所のスーパーまで車で買い物に行こうと思い、いつもどおりに娘を誘いました。
「ユーチューブをみながら、まっておく。」という返答がありました。
はじめての一人でのお留守番。
大丈夫かな?と不安はあるものの、せっかく娘自身が言ってきたので、思いっきって挑戦してもらうことにしました。
途中で終わることがないよう、できる限り長めの動画を選んで、出かけました。
娘の存在を思い出すも、一人の買い物の身軽さを体験し、満足しながら家のドアをあけると。
ふと玄関のすぐ入ったところに、置かれている手紙が目に入りました。
「●●ちゃん、○○さん家にいます。 ○○より」
見た途端、何かあったのか?!焦って、そのお宅へ伺うと、娘がいちごを食べながら玄関まで出てきました。
その家の子か?!と思うほど、くつろいでいる様子に拍子抜け。
ちゃっかり靴下まではかせてもらっている。笑。
事情をうかがうと、「ママがいない~」と言って、自分から訪ねてきたようです。
おばさんの顔を見てから、泣き出したと言っていました。
そう言われてみると、たしかに、顔には泣いたであろう涙のあとが。
申し訳ない気持ちになりつつも、
娘がとっさにかけこめる場所ができたことへの感謝と、安堵する気持ちで胸をなでおろしました。
娘にも事情を聞くと、私が出たあとすぐに、動画が見れなくなったようです。
1年くらい前に、娘が寝ているあいだに、ジョギングに出かけたことがあります。
帰ってくると、号泣している娘がいました。
その時は、起きて私がいなかったので、驚いたようです。
そこから娘に、
「絶対に一人にしないで!」と言われていました。
今回、自分からお留守番をすることを言ってきたのにも驚きを感じましたが、
それ以上に、
娘自身が周りに助けを求めることができるようになったこと、
ご近所さんとの距離感が、娘のなかで大きく変わっていたいうことに驚きました。
そして、そこは私の領域ではなく、娘自身の領域がしっかりと存在していて、
娘のご近所さんへの反応に、私がいちいち気をもむ必要はないんだと気づかされました。
すがすがしい気分になりました。
ご近所さんとの何気ないやりとりや、色んな出来事をとおして、癒されたり、元気をもらったりしています。そのたびに、ここに引っ越せてよかったと思います。
それでは、また。
2022,01,17
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